「賃貸って床を傷つけたら高額な修理費を請求されることもあるって聞くけど、本当かな?」と思ったことはありませんか?
とくに重たい冷蔵庫は、ちょっと動かしただけでも床に傷がついてしまうことがあります。
そんなとき活躍するのが“冷蔵庫マット”です。
でも、「冷蔵庫マットって本当に必要?」と疑問に思う人も多いはず。
そこで今回は、賃貸で冷蔵庫マットを使わない場合にどんなリスクがあるのか、また必要ない場合はどうすればいいのか、そのポイントをわかりやすく解説していきます。
冷蔵庫マットは必要ない?賃貸でのリスクと対策

冷蔵庫マットとは?役割と使う理由
冷蔵庫マットは、冷蔵庫の下に敷いて床を保護するためのシートやマットのことです。
- 床を守る
冷蔵庫の重みで床がへこんだり、傷がついたりするのを防ぐ - 防音・防振効果
冷蔵庫が稼働するときの音や振動を少し抑えてくれる - 掃除がラク
床との間にマットがあるので、ホコリや水滴が床に直接つかず清掃しやすい
これらの理由から、賃貸アパートやマンションではとくに「将来の床の修理代が怖い…」という場合に、冷蔵庫マットを敷いておくと安心です。
賃貸で冷蔵庫マットは本当に必要ないのか?
実は、物件や冷蔵庫の種類によっては「そこまで神経質にならなくても大丈夫」という場合もあります。
たとえば、以下に当てはまる人は必ずしも敷かなくても問題になりにくいことがあります。
- 床材がかなり丈夫な場合
高級タイルや傷がつきにくい加工フローリングなど - 小型の冷蔵庫で重量が軽い場合
単身用の小さめ冷蔵庫を使っている - 冷蔵庫脚に保護パッドがついている場合
あらかじめゴム製のカバーなどが脚部についている
ただし、これらすべてに当てはまっていても“絶対に”傷つかないとは言い切れないので、最終的には自己責任で判断することが必要です。
冷蔵庫マットを敷かない場合のリスクとは?
冷蔵庫マットを敷かないと、以下のようなリスクが考えられます。
- 床に傷がつく
冷蔵庫の重みや移動時の擦れでフローリングに傷がつく - 床がへこむ
長期間同じ場所に重たい冷蔵庫があると、床が部分的に変形することがある - 汚れ・カビが発生する
冷蔵庫の下は掃除がしづらいため、ホコリや湿気がたまりやすい
賃貸物件のオーナーさんや管理会社によっては、退去時に「床の修理費用」を請求される可能性もあるので注意が必要です。
冷蔵庫マットを敷かないリスクとその対策

床に傷がつく問題とその防止策
- 家具用フェルトやパッドを貼る
脚部分や接地面にクッション材をつければ、ある程度傷を防げます - 冷蔵庫を動かす際は必ず敷物を使用
引きずらずに、ダンボールやラグなどを床に敷いて慎重に移動することが大切
ゴキブリや害虫発生のリスクを減らす方法
- 定期的に冷蔵庫周りの掃除をする
食べかすやホコリが溜まると害虫を呼び寄せる原因に - 床にたまった水分はこまめに拭き取る
とくに結露が多い地域やキッチン周りは湿気がこもりやすい - 可能なら殺虫剤や防虫グッズを活用
冷蔵庫の後ろや下に防虫シートを設置するなどしておく
カビの発生を防ぐには?
- 通気性を確保
冷蔵庫と壁の間に少し隙間を作って、熱気や湿気がたまらないようにする - 定期的にマットの下や床をチェック
もし湿気がたまっていそうなら一度動かして乾拭きする
冷蔵庫を動かすときに注意すべきポイント
- 引きずらない
床にゴリゴリと擦り傷がつく最大原因です - 力が足りないときは人を呼ぶ
無理やり一人で動かすより、2人以上で持ち上げたほうが安全・確実 - 保護シートを敷く
ダンボールや毛布などで床を保護しながら移動すると傷を防げます
賃貸で使えるおすすめの冷蔵庫マットと代用品

ニトリや100均で買える冷蔵庫マット
- ニトリ
適度な厚みのある冷蔵庫マットが2,000円前後で手に入ることも - 100均(ダイソー、セリアなど)
小さい冷蔵庫なら100均のすべり止めシートを重ねて使うのもアリ
予算を抑えたい場合や、とりあえず試してみたい場合は100均アイテムを使ってみるのもおすすめです。
ただし、耐久性やサイズの問題があるので、冷蔵庫の重量や大きさを考慮しながら選びましょう。
新築の賃貸で冷蔵庫マットは必要?
新築の場合は床がまだピカピカなので、とくに傷をつけたくないですよね。
管理会社によっては「床を保護してほしい」と要請がある場合もあります。
新築や築浅だと退去時に床の状態を厳しくチェックされることが多いので、念のために敷いておくほうが安心です。
あとから敷くときの注意点
- 冷蔵庫をしっかり空にする
食品を出しておかないと持ち上げるのが大変 - コンセントを抜いて動かす
冷蔵庫内部の部品が故障するリスクを下げるため、しばらく冷やす運転をストップする - 床の汚れを事前に拭き取る
マットを敷く前に床が汚れているとカビや臭いの原因に
冷蔵庫マット以外のおすすめ代用品
- タイルカーペット
洗濯も可能で、必要なサイズに合わせて敷ける - ラバーマット(玄関マット)
ゴム製で防水性があるので、結露や水ハネの対策にもなる - クッションフロアシート
厚みがあまりないけど、汚れを防いで床にフィットしやすい
【まとめ】冷蔵庫マットは賃貸で本当に必要ないのか?

冷蔵庫マットを使うべき場合と使わない場合
- 使うべき場合
- 床材が傷つきやすいフローリング
- 大型冷蔵庫を置く
- 新築や築浅で床のチェックが厳しそう
- 管理会社から保護を推奨されている場合
- 使わない場合(不要かもしれない場合)
- 床材が非常に丈夫、もしくはタイルなど傷に強い
- 軽量の小型冷蔵庫を使う
- 冷蔵庫の脚にしっかりした保護パッドがついている
賃貸での冷蔵庫マット選びのポイントと注意点
- サイズと耐荷重
冷蔵庫本体より少し大きめのマットを選んで、重さに耐えられるか確認する - 素材
床材との相性がいいもの(フローリングなら傷つきにくい素材、ゴム製なら防水効果も期待できる) - 通気性
湿気がこもるとカビや虫の原因になるので、定期的な掃除やマットの掃除は必須 - コスト
100均〜数千円のものまで幅広くある。床の修理代との比較も大事 - 管理会社への確認
床の保護が賃貸契約で義務付けられているケースもある
賃貸物件では、退去時の原状回復費用や騒音トラブルを考えると、冷蔵庫マットは「保険」のような役割があります。
とはいえ、床材や冷蔵庫の種類によっては必須ではない場合もあります。
自分の住んでいる環境や契約内容をしっかり確認しつつ、必要であれば早めの対策を考えておくと安心です。
「敷いておけば良かった…」と後悔するより、「ちょっと面倒だけど、やっておいて良かった!」と先に対策しておくほうが、結局はラクですよ。
以上、「賃貸で冷蔵庫マットは必要ない?そのリスクと対策を完全ガイド 」でした。
自分の住まいの環境や冷蔵庫のタイプを考えながら、最適な選択をしてみてくださいね。